2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧
最近、適当に録音した音源などをネットに公開して恥を晒している私ですが、本気で演奏しているのはファゴットという木管楽器です。と言っても異常に知名度が低いこの楽器。「のだめブーム」が来ているはずなのに世間的にはまだまだ名が知れているとは全く言…
今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでミシェル・コルボがフォーレの《レクイエム》を演奏すると聞いてから、よくこの曲を聴いている。私がこの曲で最も好んでいる部分は第4曲の「ピエ・イエスズ」(コルボが指揮したものではないけれども、上に揚げた…
EN0(イーエヌゼロ) プノンペン・レコード所属アーティスト、EN0の新曲をアップしました。「Vorwort」という曲。いつものようにインチキなアンビエント志向を醸しだしています。久しぶりにメトロノームを使用してギター・トラックを作成したため、編集役であ…
アメリカの鱒釣りposted with amazlet on 07.02.26リチャード・ブローティガン Richard Brautigan 藤本 和子 新潮社 (2005/07)売り上げランキング: 75430Amazon.co.jp で詳細を見る ブローティガンはやっぱり苦手だな、と思った。
タカノフーズの納豆のたれは、切り口にガイドがついているため「あ、切り口小さくしすぎた!」といって、しっかり狙いを定めてるにも関らずなんかピューッと納豆容器の外にたれを溢したり、白いシャツに染みを作るリスクが少ない。また、この配慮によってア…
「ワンダバ」の通称でお馴染みの冬木透作曲による『帰ってきたウルトラマン』の劇中挿入歌。「ワンダバダバワンダバダバ……」とミニマル・ミュージック(あるいはバリ・ガムラン)ばりに繰り返される男性コーラスとともに演奏される金管楽器群とスネアドラム…
うつろひ-音宇宙Iposted with amazlet on 07.02.24細川俊夫フォンテック (1997/01/25)売り上げランキング: 14291Amazon.co.jp で詳細を見る 現代日本ピアノ音楽の諸相(1973-83)というCD*1に収録されている細川俊夫の作品を聴いてから彼の他の作品が気になっ…
「仁丹」或いは世代の条件 - Living, Loving, Thinking, Again メディア技術の変化によって「○○世代」というようにコーホートを語ることの意味がもはや失効していることを示した、簡潔でとても勉強になるエントリ。「世代論が無意味」というのは以前にもどこ…
Earthboundposted with amazlet on 07.02.23King Crimson Japanese Import (2006/05/23)売り上げランキング: 99756Amazon.co.jp で詳細を見る キング・クリムゾンの元メンバーだったドラマー、イアン・ウォーレスが亡くなったそうです。死因は食道癌。バンド…
Nono: La lontanaza; Hay que caminarposted with amazlet on 07.02.23Luigi Nono Gidon Kremer Tatjana Grindenko Deutsche Grammophon (2003/11/11)売り上げランキング: 41294Amazon.co.jp で詳細を見る 長らく廃盤だったルイジ・ノーノ作品の音源がパッケ…
水と水とが出会うところposted with amazlet on 07.02.22レイモンド・カーヴァー 村上春樹 中央公論新社 売り上げランキング: 10192Amazon.co.jp で詳細を見る 中公新書から出ているレイモンド・カーヴァー全集は全て図書館で読んだ「つもり」だったのだが、…
左・なかやまきんに君、右・田中浩康(東京ヤクルトスワローズ)。
I Am Not Afraid of You and I Will Beat Your Assposted with amazlet on 07.02.20Yo La Tengo Matador (2006/09/12)売り上げランキング: 1389Amazon.co.jp で詳細を見る 久しぶりにO-East行ったら、500円で飲める飲み物のなかに発泡酒じゃなくてちゃんとし…
遠い家族posted with amazlet on 07.02.19カルロス・フエンテス Carlos Fuentes 堀内研二 現代企画室 売り上げランキング: 603881Amazon.co.jp で詳細を見る 昨年がホルヘ・ルイス・ボルヘスの死後20周年であったり、新潮社からガブリエル・ガルシア=マルケ…
phnonpem!!phnonpem!!phnonpem!! あざけり先生、アーカンソー・アニメーション・スクール、EN0などが所属するインディーズ・レーベルプノンペン・レコードの公式ブログが始まったようです。連載マンガ「プノンペン」が掲載されています。とても可愛ら…
アメリカで開発されたコンピュータ・ソフト「ZENPH(ゼンフ)」は、オーディオデータを読み込み、それがピアノであればキータッチや音量、ペダルの踏み込み加減まで、完全にデータ化出来るというソフトです。このソフトがあれば、古い時代のSPやLPの音源をデー…
ナンカロウ:コンティニューム・ポートレイト第5集posted with amazlet on 07.02.18コンティニューム アイヴィー (2005/08/01)Amazon.co.jp で詳細を見る 今年、2007年はコンロン・ナンカロウの没後10周年にあたる年だそうな。 ナンカロウという人はアメリカ…
ダッラピッコラ:とらわれ人posted with amazlet on 07.02.16サロネン(エサ=ペッカ) ボリン(ペル) スウェーデン放送交響楽団 エリック・エリクソン室内合唱団 ブリン=ジェルソン(フィリス) ハスキン(ハワード) スウェーデン放送合唱団 ハイニネン(ヨルマ) ア…
ここに書かれているタイトルは墓標なのです。いつか誰か、墓地へさまよいこんだ人がなんの拍子にか墓標に刻まれた文字を判読しようとする、そのときのために刻んでおかなければいけない、そんな自己暗示的使命感。そしてここに書かれた墓標に興味を持ってし…
東京国際フォーラム 一昨年から開催されている大規模クラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」。公式サイトで今年のテーマが発表されています。
シューマン(マーラー編):交響曲第2番&第4番posted with amazlet on 07.02.15シャイー ユニバーサルクラシック (2007/03/21)Amazon.co.jp で詳細を見る リッカルド・シャイーとゲヴァントハウス管弦楽団のシューマンの交響曲第2番と第4番。「シューマンを演奏…
Youtube眺めてたらカラヤン/ベルリン・フィルのベートーヴェンが全部挙がっていたのを見つけたので、消されないうちに保存するなり、鑑賞するなりしたら良いと思います。 第9番《合唱付》の1楽章、冒頭からのアクセル全開感がカッコ良すぎて鳥肌が立ちまし…
グラモフォン・フィルム・タイプライター〈下〉posted with amazlet on 07.02.14フリードリヒ キットラー Friedrich Kittler 石光 泰夫 石光 輝子 筑摩書房 売り上げランキング: 27636Amazon.co.jp で詳細を見る 「なんだかわかんねー……、けど刺激的だし、面…
グラモフォン・フィルム・タイプライター〈上〉posted with amazlet on 07.02.13フリードリヒ・キットラー Friedrich Kittler 石光泰夫 石光輝子 筑摩書房 売り上げランキング: 16216Amazon.co.jp で詳細を見る フッサールを投げ出した後に読み始めた本。ド…
この前、飯食っていたら、食べる所作が悪かったのはともかくポータブルプレーヤーの大音量を聞きながら食べている男がいて、かなり唖然。その音量が非常に迷惑だから大変でした。あれは何のための行動なのか、未だに理解出来ません。自分だけの世界に浸りた…
のだめカンタービレ #17 (17)posted with amazlet on 07.02.13二ノ宮 知子 講談社 売り上げランキング: 1Amazon.co.jp で詳細を見る 今回は冒頭からカール・ニールセンの交響曲第4番《不滅》とちょっとマニアックな曲から。ティンパニを2セット用いてクライ…
ワイン一本、ウォッカ一本空けたのち、楽器を持って公園に繰り出した記録です(録音はテレコによるもの)。ヴォーカルを担当している人物は、-W-(ワイキキチャンピオンズ)というとてもカッコ良いバンドをやっています。メルツバウの仙台公演のオープニング…
古川日出男の公式サイトが公開されていた。 二〇〇五年の夏から巨大な作品に取り組んでいます。この年の秋に半月をかけての東北六県ループ状取材を敢行、十二月より起筆。すでにさまざまな挿話が集英社の複数の媒体に発表ずみです。ただし、挿話はそれぞれ単…
デカルト的省察posted with amazlet on 07.02.10フッサール 浜渦 辰二 岩波書店 売り上げランキング: 87312Amazon.co.jp で詳細を見る 「なんとなく現象学」とフッサールを読み始めたのだが、頑張っても全然読めなくて、というかさっぱり言っていることがわ…