sekibang 1.0

2012年1月3日まで利用していたはてなダイアリーの過去記事です。

お知らせ:ブログ移転します(はてなの過去ログをBloggerに移行する方法についても補足しました)

移転先「石版!」(Blogger)


有料オプションをつけるためのはてなポイントが枯渇した&新年を契機にブログを移転します。よろしくお願いいたします。こちらのはてなダイアリーについてはこのまま放置しておく予定です。


移転先をはてなアンテナへ追加する


*移転先の更新情報がはてなアンテナで取得できない問題、解決しました(Blogger の動的ビューだと更新情報が拾えない模様。動的ビューから通常ビューに切り替えました)。更新情報は、Twitterでも随時お知らせしています


現在、こちらの過去ログを移転先に移行する作業をおこなっています。手順についてはこちらにある通り。ただし、ここで紹介されているMovableTypeからBloggerへファイルをコンバートするサービスについてはファイルの制限が1MBとなっているので、ファイルを分割しないといけない場合もでてきます。超めんどう。ですが、このサービスの元になっているソースとかが公開されてるので、これをダウンロードしてあげれば、一括で変換することが可能です。(Macの場合)ファイルをダウンロードして解凍したら、ターミナル立ち上げて、解凍して出来上がったフォルダへディレクトリを移動。で

bin/movabletype2blogger.sh 変換するMovableType形式のテキストファイル > 変換後ファイルの出力先

とコマンドを打つと、変換後ファイルの出力先に指定したところにズギャッとファイルができます。Windowsの場合は、たぶんPythonをインストールして(2系が無難?)「bin/movabletype2blogger.bat」ファイルの方を使えばなんとかなるのかな?(ターミナルも、コマンドプロンプトもイマイチ使い方が分かっていない)

問題はこのプログラム、元データの日付のコンバートがうまくいかないケースがあること、これははてなから落とした元々のデータが悪いのかも知れないけれども、これについては誰かデバッグしてくれる人がいないか、それか自分でデバッグするか……という気持ち。あと、Bloggerでも一度に大量のインポート処理をやると途中でサーバー・エラーとなる可能性がある(エラーになりました。その後、制限がかけられたのかずっと同じエラーコードが帰ってきて途方に暮れた)。


上記の日付のコンバートエラー問題解決しました。はてなダイアリーを投稿日付を記録しない状態で利用していた場合、MovableType形式でのエクスポート・データに持つ日付データが「DATE: 01/01/2011 00:00:00 AM」のように持つことになります。で、この時間の部分がAM/PMの12時間表示なので「00:00:00」という時間は存在しないことになります(エラーになる)。エラーの場合は、プログラムのなかで日付データをすべて実行時間に置換する処理が入っていたため、うまくいかない、という感じでした。すごく残念なハマり方。同じ事象で悩んでる人は、MovableType形式のテキストの時間の部分をテキトーに置換してあげれば、うまくいくっぽいです(うまくいきました)。

Apple Storeの初売りセールで衝動買いしてしまったものども(Apple Magic Mouse & THULE EVA Attache for 15インチ MacBook Pro)

ブラウザ(Safari)を立ち上げると一番最初にAppleのサイトが表示されるようになっているのですが(つまり、Macの買ったままの状態)元旦が終了した直後にたまたま見てみたら「Apple Store 初売り。本日限り」とセールのお知らせが出てるではないですか。うひょ〜、と思って買ってしまいますよね、欲しかったものを。最近、DTMなどを再開しているので正確なポインティングのためのMagic Mouseと出張のときに私物PCを持っていく用のアタッシュケースを。


で、注文したものが早くも到着したので早速使用してみています。

Apple Magic Mouse MB829J/A
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Magic Mouseについては、ぶっちゃけMacBook Proに標準でついてるマルチタッチトラックパッドでも不便はしなかったんですが、右クリックができたり(これは別になくても良い)、人差し指だけで画面がスクロールできたり(トラックパッドだと指を2本つかう)、2本指でのダブルタップでMission Controlが出たり(トラックパッドだと指3本で上方向にスワイプ)……って普通のブラウジングのみの使用だといらね〜、なくても困らね〜、というのが率直な感想。標準のトラックパッドがいかに神インターフェイスかを理解するためのデバイスな気さえします。シルバーのMacBook Proとのカラーリングもなんかアレだし、マウスカーソルの移動量もな〜んかイマイチしっくり来ない(始動時の動きがトラックパッドよりもちょっともっさりしている気がする)。


届いたばかりのものに否定的な意見ばかりもってはいけないのでトラックパッドとマウスの二刀流っぽい使い方を模索しながらしばらく使い続けてみましょう。「『銀の戦車』プラスッ 『アヌビス神』ッッッ!!」みたいな感じで楽しい気分になるかも知れないじゃないか。

新品 THULE EVA Attache for 15インチ MacBook Pro(ブラック)
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THULEアタッシュケースは作りがしっかりしており、MacBook Proの持ち運び時はリュックサックに直に突っ込むような雑な扱いをしていたものですから「これで安心じゃわい」と感じながら移動できそうな気がします。密閉性も非常に高そう(普通のバッグでは耐えられないほど、雨でびしょぬれになりながら移動する機会なんかそんなになさそうですが)。堅牢性はデザインからも伝わってきますし、「ミリタリー感」というか「やってる感」が高いのも素敵。この手のPCバッグって変にビジネス色が強くて、単刀直入に申し上げるならばオッサン臭いじゃないですか。オッサン臭くないだけで買いですし、美容室に行くと何も言ってないのに『MONO MAGAZINE』を目の前に置かれるタイプの人はマストバイかも。あと、こういうゴツいバッグを持ってる女の子がいても可愛いと思うのでマストバイ。とにかく良いのでガンガン使い倒したいんだよ!!

Bang On A Can / Big Beautiful Dark and Scary

Bang on a Can 25th Anniversary - Free CD download


ニューヨークで活動を続けている現代音楽アンサンブルグループ「Bang On A Can」の新譜が結成25周年記念企画として、1月25日までフリーダウンロードできるようになっています(CDの発売は、2月28日。CDにはオランダの映像作家、Marijke van Warmerdamの映像がついてくるんだとか)。新譜はコンロン・ナンカロウの自動ピアノのための作品を、人力の器楽アンサンブルへと編曲したものやアメリカの若手作曲家の作品が取り上げた2枚組。ナンカロウのジャズやブルースがポリリズムを奏でる雑多でむちゃくちゃな作品がこのなかでは異色な感じですが、他は良くも悪くも「ポストミニマル」というか「ポストクラシカル」的な内容。こいつら一生こんな感じなのかな、と思わなくもないですが、アメリカのピューリッツァー賞音楽部門の受賞者のメンツをみれば、こんな感じの人たちがそこそこ人気で、評価されるのも納得でしょうか。


私は全然知りませんでしたが、Dominoからアルバムをリリースしている、Dirty ProjectorsのDave Longstrethの曲も3曲取り上げられています。この人の曲が一番「ポストミニマル(笑)」感がある。彼の楽曲はBattlesとかあの辺の音も彷彿とさせるのですが、バンドのほうとやっていることにあんまり違いがないような気がして、その一貫している感じは面白いのかも。


Dirty Projectors(MySpace)

『要約 ケインズ 雇用と利子とお金の一般理論』

山形浩生によるケインズの『雇用と利子とお金の一般理論』の「完全要約本」。この手のお手軽本は基本的に敬して遠ざけているのだが(安易に二次文献に頼るなっ、という学生時代に受けた教えにより)、経済学というほとんど門外漢ゾーンなら別に良いかな、と。本文のほうはこちらで一通り読むことができるし、要約じゃない全訳版だって読むことができるのだから、わざわざ書籍で買う必要って……と思うのだけれども要約者自身による解説がオプションとしてついてくる。これがケインズの経歴や、ケインズ以前以後の経済学史をざっくりとまとめた良文なので買う価値あり(飯田泰之も解説を寄せているが、こちらは『一般理論』のどこに掘りどころがあるか〜などに触れたもの)。学生時代に経済学を真面目に勉強した、という自身がある人以外(教養として読んでみるか〜、というノリの人たち)は、こちらの解説から読むのが良いと思う。


というか、実は「要約」のほうは結構内容が難しくて、ちゃんとしっかりノートを取ったり、手を動かしながら読んでみないと、念仏が頭のなかを通過していくごとき読後感しかなかったのだった。古典派経済学への批判の書、と言われても古典派経済学を知らないですし。これが「要約」と「30分でわかる」的な読み物との差だろうか。アニマルスピリッツが〜、とか、美人コンテストが〜、とか、なんか上手いこと言っている風な箇所で「オッ、なんかケインズって偉い感じなんですね」などとアホウのように感心してしまうだけでは、まるで自己啓発本にイチイチうなづいている残念な会社員のようである。


かくのごとく自分の残念さばかりが実感されますけれども「今年からはもうちょっと実学方面の勉強をしてみよう」という踏ん切りがちょっとつきました。色んな情報が飛び交う昨今、情報中毒になったり、極端な意見や扇動的な言葉の甘さに踊らされないためにも、経済などの実社会のお話を自分の頭で分別がつけられるようになることって重要だな、と思うわけです。無勉強で情報漬けになるとカルトにハマってしまうのと同様の精神状態におかされてしまう気がします。自分が衆愚政治を担う何かにならないためにも地道に続けていきたいです(本の感想よりも新年の抱負表明になってしまいました)。

2011年、「石版!」でなにが売れたのか

2010年に引き続き、2011年に当ブログを介しましてAmazonで何が売れたのかを下記にまとめたいと思います。昨年は3月に地震があってからアフィリエイト収入を義援金にまわしており、そうした慈善的な使い道を打ち出していたせいかおそらく過去最高益でした。おかげさまで3万円ほど寄付ができました。金額で言ったらわずかですが、今年も続けていければなあ、と思います。それでは「なにが売れたのか」、3点以上売れたものから見ていきましょう。

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Beth Carvalho / Nosso Samba Tá na Rua


BETH CARVALHO / ベッチ・カルヴァーリョ / NOSSO SAMBA TA NA RUA | diskunion.net 映画DVD/サントラ ONLINE SHOP


新年あけましておめでとうございます。元旦早々、大いに揺れる日本列島ですが、当ブログはいつもと変わらず素敵な音楽や本などの紹介していきたいと思います。よろしくお願いいたします。新年一発目のエントリ(そういえば、昨年の大晦日で当ブログ1200日分のエントリが書かれたそうです)はBeth Carvalho(ベッチ・カルヴァーリョ)の新譜について。リリースは昨年の12月ですが2012年の新譜として取り扱わせていただきます。彼女の経歴についてはブラジル人ミュージシャンのなかでも破格のWikipediaの充実ぶりを確認いただくとして、一言で言うなら「現代サンバ界のビッグ・ママ」的な歌手といったところでしょう。この最高なジャケット写真の中央にいる若干ジャバ・ザ・ハットが入っているのが、現在の彼女。



アルバム・タイトルをGoogle翻訳にかけたところ『Our Samba Yeah Street』となりました。無理矢理邦題をつけるとするなら『痛快ウキウキサンバ通り』とか? ジャケット写真の楽しげな雰囲気が、音を通して伝わってくるようです。アルバム全体を通して賑やかな色彩に富んだ印象を受けますが、ネルソン・カヴァキーニョのカヴァーはサウダーヂっていうんですかぁ! じんわり沁みるマイナーなトーンが素晴らしいのです。

2011年に観たライヴを振り返る

  1. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110122/p1
  2. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110220/p1
  3. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110225/p2
  4. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110304/p2
  5. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110408/p2
  6. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110418/p1
  7. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110510/p1
  8. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110523/p2
  9. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110603/p1
  10. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110606/p1
  11. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110608/p2
  12. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110623/p1
  13. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110707/p1
  14. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110717/p1
  15. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110719/p1
  16. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110724/p1
  17. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110731/p2
  18. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110820/p2
  19. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110822/p1
  20. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110909/p1
  21. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110912/p1
  22. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20110927/p2
  23. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20111002/p2
  24. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20111024/p1
  25. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20111028/p1
  26. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20111102/p1
  27. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20111119/p1
  28. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20111122/p1
  29. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20111130/p1
  30. http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20111226/p1

本年もお世話になりました。2011年最後のエントリとして今年の観たライヴの振り返りです。今年は3月の地震の影響で観に行けなかったライヴ、中止になった企画などがありましたがそれでも30本。良いものがたくさん観れました。