2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧
M山K三郎が赤子時代の怪人アスタカについて語ること(二) しかしながら、生まれながらの構造主義者である怪人アスタカであっても、やはり赤子は赤子である。赤子は親の手によって育てられ、そして親は泣き叫ぶことでしか要求を伝えられないこの珍妙な生物…
1Q84(1)posted with amazlet at 09.05.30村上春樹 新潮社 売り上げランキング: 2Amazon.co.jp で詳細を見る 1Q84(2)posted with amazlet at 09.05.30村上春樹 新潮社 売り上げランキング: 3Amazon.co.jp で詳細を見る 久しぶりにコンテンポラリな日本の作家…
村上春樹『1Q84』では、レオシュ・ヤナーチェクの《シンフォニエッタ》という作品が重要なアイテムとして登場する。少し熱心なクラシック・ファンでもない限り耳にすることはない、ややマニアックな作品だが私はこの作品を自分が現在所属しているオーケ…
俳家奇人談・続俳家奇人談 (岩波文庫)posted with amazlet at 09.05.30竹内 玄玄一 雲英 末雄 岩波書店 売り上げランキング: 265337Amazon.co.jp で詳細を見る 「有名な俳人たちの面白エピソード集」かと思って中身を見ずに買ったら、江戸時代に書かれた本で…
M山K三郎が赤子時代の怪人アスタカについて語ること(一) 明日原財閥の未来を担う男子として生まれてきた赤子は、その父である二代目明日原総一郎によって「隆(たかし)」と名づけられた。この命名には理由がある。それを簡単に言ってしまうと、赤子が後…
曲目 《アカント》オーケストラを伴う独奏クラリネットのための音楽 《ハルモニカ》独奏テューバを伴う大オーケストラのための音楽 演奏 岡静代(クラリネット)、橋本晋哉(テューバ) 飯森範親(指揮)/東京交響楽団 二日連続で生で音楽を聴くことなった…
現代音楽のコンサート会場で配られるチラシというのは、大抵現代音楽関連のチラシなので情報源として大変役に立つ。今回もらったチラシはどれも行きたいものばかりなのだが、どうにもスケジュールの都合がつきそうにないので特に気になったものを悔し紛れに…
ライヴposted with amazlet at 09.05.28マグマ インディーズ・メーカー (2009-04-10)売り上げランキング: 16017Amazon.co.jp で詳細を見る 結成から40年になるフランスのプログレ・バンド、MAGMAのライヴを観た。かれこれ7年(私の人生の4分の1ぐらい)…
ジンメル・コレクション (ちくま学芸文庫)posted with amazlet at 09.05.24ゲオルク ジンメル 筑摩書房 売り上げランキング: 169248Amazon.co.jp で詳細を見る ゲオルク・ジンメルという社会学者については「ちょっとマイナーな人」ということができると思う…
いまさらですが、どうやら文章だけを書き連ねているブロガーよりも、写真が撮れて文章が書けるブロガーのほうが人気がでる、という事実に気がつきましたので、今後は私も嫌がらせのような長文をこれまでどおり書く一方で、写真を適当に載せようと思い立ち、…
M山K三郎が怪人アスタカの出生について語ること 怪人アスタカが生を受けた、明日原家について詳しく知りたいのであれば近藤雅明著『たったひとりで千葉島を黙らせた男』をご覧になるのがよろしいだろう。そこでは怪人アスタカの父であり、先代の明日原財閥…
イコノロジー研究〈上〉 (ちくま学芸文庫)posted with amazlet at 09.05.21エルヴィン パノフスキー 筑摩書房 売り上げランキング: 152160Amazon.co.jp で詳細を見る イコノロジー研究〈下〉 (ちくま学芸文庫)posted with amazlet at 09.05.21エルヴィン パ…
コンポージアム2009「ヘルムート・ラッヘンマンを迎えて」 久しぶりに現代音楽の話題を。東京オペラシティ文化財団主催の武満徹作曲賞が今年も開催されるそう。今年の審査員はドイツの巨匠、ヘルムート・ラッヘンマン。昨年のスティーヴ・ライヒのときも記念…
SWEET BROWN ADDICTEDposted with amazlet at 09.05.19GINGER DOES’EM ALL インディーズ・メーカー (2008-10-08)売り上げランキング: 180065Amazon.co.jp で詳細を見る そういえば書き忘れていたが、この前の土曜日にはファンク・パティシエことGinger does …
だんだん上手くなってきた気がする。
語り手であるM山K三郎が怪人アスタカについて語り始めること これから読者諸氏の前に語り伝えようとする男、怪人アスタカについてごく凡庸にデイヴィッド・カッパーフィールド式に語り始めることが果たして適切なことかどうかはわからない。しかし、今後私…
薔薇の葬儀 (白水uブックス―海外小説の誘惑)posted with amazlet at 09.05.17アンドレ・ピエール・ド マンディアルグ 白水社 売り上げランキング: 118882Amazon.co.jp で詳細を見る 去年から結構集中的に読んでいるマンディアルグの短編集を読む。書かれた時…
資本論 6 (6) (岩波文庫 白 125-6)posted with amazlet at 09.05.17マルクス 岩波書店 売り上げランキング: 44604Amazon.co.jp で詳細を見る 昨年から続いていた「マルクス・マラソン」だけれども、もう走れません(この巻の半分でギブアップ!)。たぶん、…
http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20090425/p1 http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20090506/p3
「ワスはマトモ星から来たマトモ星人と言う者なんだケド……。今日なんでこんなところにワスがいるかって言うと、ワスの星と西荻星との間に戦争が起きたからなんだよね……。ワスは、ほら戦争なんか参加できないじゃんかー、だからこうして地球まで逃げてきたわ…
続きません。 関連 うごメモはてな
続きません。
先日の文学フリマで入手した本は2冊*1。そのうちの1冊が空中キャンプさん(id:zoot32)の『下北沢の獣たち』で、これを今日読み終えた。イベント当日は、行列ができるほど空中キャンプさんのブースは賑わっていて、UMA-SHIKAの2倍ほどの部数が出たそうで…
UMA-SHIKA(公式) 近々、先日制作しました「創刊号」を入手しそこなってしまった方々向けに大変重要な情報を公開する予定でおりますので「『UMA-SHIKA』の存在が気になって仕方が無い」、あるいは「チロタンのポシェットの中身が気になって夜も眠れない」と…
『UMA-SHIKA』創刊号の通信販売分について、はやくも5名の方から希望のご連絡をいただきました。これにて、通信販売分の受付は終了させていただきます。ご連絡くださった方々ありがとうございました。追ってご連絡差し上げますのでしばらくお待ちください。…
移動祝祭日 (新潮文庫)posted with amazlet at 09.05.11アーネスト ヘミングウェイ 新潮社 売り上げランキング: 9040Amazon.co.jp で詳細を見る 久しぶりにヘミングウェイの作品を読む。これは彼の遺作となった短編集で、最初の奥さんとふたりでパリに移住し…
WATCHMEN ウォッチメン(ケース付) (SHO-PRO BOOKS)posted with amazlet at 09.05.11アラン・ムーア 小学館集英社プロダクション 売り上げランキング: 189Amazon.co.jp で詳細を見る 先日『ウォッチメン』の映画を観て*1大変感銘を受けたので、原作も。これが…
第8回文学フリマが終了しました。何度もしつこく宣伝しましたとおり、私は、はてなダイアラーによる文芸同人サークル「UMA-SHIKA」の主宰としてイベントに参加し、ブースで『ウォッチメン』の話をしたり、会場近くのおすし屋さんで穴子丼を食べてお店の大将…
かねてから告知を繰返してまいりました、文学フリマでの文芸同人誌『UMA-SHIKA』の販売がいよいよ明日となりました。今回の刊行につきましては、同人の方々からの多大なご協力をいただきました。改めて同人の方々に御礼申し上げます。実のところ、出来上がっ…