sekibang 1.0

2012年1月3日まで利用していたはてなダイアリーの過去記事です。

文学フリマ終了しました!

 第8回文学フリマが終了しました。何度もしつこく宣伝しましたとおり、私は、はてなダイアラーによる文芸同人サークル「UMA-SHIKA」の主宰としてイベントに参加し、ブースで『ウォッチメン』の話をしたり、会場近くのおすし屋さんで穴子丼を食べてお店の大将と楽しい会話をしたりしました。その甲斐あってか、販売実績は95冊。初参加かつ、一冊1000円という少しお高めの値段設定にも関わらず、100部用意した創刊号はほぼ完売となりました。お買い上げいただいた皆様、本当にありがとうございました。


 実は、楽しい打ち上げも終えて帰宅する途中、急に肩の力が抜けたようになって、その瞬間に「果たして、今回作った本を本当に売って良かったのだろうか……。個々の作品は素晴らしいと思ったけれど、それって作り手側の自己満足に過ぎなかったんじゃないだろうか……」と悶々とした不安に襲われてしまいました。こういった創作活動は本当に、手紙を入れた瓶を海中に投げ込むような行為にとても似ている、とつくづく思います。お金を出していただいた方々が、お金を出していただいた分楽しい読後感に包まれたり、驚いたり、あるいはなんとも言えない気持ちになったりすることを願って止みません。


 ところで、私今回大きな失敗をいたしました。お買い上げいただいた方々から、感想やアンケートといったリアクションをいただくことをまったく失念していたのです。作り手としては、自分の作品がどのように読まれたのか、という反応は一番気になるものであります。『UMA-SHIKA』創刊号をお読みになった方々におかれましては、なんらかの反応をいただけたら、と思います(応答方法は、トラックバックでも、メールでも構いません)。


 また、現在残部は5冊ございます。これにつきましては以前からお伝えしていたとおり、通信販売分へとまわさせていただきます(こちらにもid:ayakomiyamoto直筆イラスト入りの特典映像CD−Rがつきます)。お値段は文学フリマ出店時と同じ、1000円となります*1。お求めの方は、dmitryshostakovich@gmail.comまでご連絡くださいませ、返信にて諸所の事項について説明させていただきます。よろしくお願いいたします。なにぶん数が少なくなっておりますので、品切れの際はご容赦ください(ただし、現物が品切れの場合でも収録作品を読むことができない、という事態は回避するように策を考えます)。


 次回12月の第9回文学フリマも「UMA-SHIKA」は参加する予定です。今回よりもさらに質の高いものがお届けできるように、思考をめぐらしますのでご期待ください。最後にもう一度、ご来場いただいたすべての方々、そして今回の創刊にご協力いただいたすべての方々に御礼申し上げます。ありがとうございました。

*1:送料別