sekibang 1.0

2012年1月3日まで利用していたはてなダイアリーの過去記事です。

ブライアン・ファーニホウ《創意の牢獄 IIb》


 「ブーレーズシュトックハウゼン・ノーノ以降の作曲家を聴こう」キャンペーン第2弾。こちらはイギリスのブライアン・ファーニホウの《創意の牢獄 IIb》という作品だそう。Wikipediaによれば、これがファーニホウの名声を確立するきっかけになった作品のひとつらしい。「もうなんかえらいことになってんな……」としか言えないけど、怒涛のように押し寄せる密度の高い音がとてもカッコ良い。他の作品も聴いてみたい、と思わせる。
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 楽譜はこんな感じになっているみたい。この小さな画像ではもはや何分音符か確認できないくらい細かい音符が並んでいるんだけれど、五線の下に書かれた強度の指示もすごいことになっている。
 映像に寄せられたコメントによれば「悪くないけど……精度に欠ける演奏だよね」とかある。そういう判別ができる耳ってすごいなぁ、とか思うけど「ホントに分かって言ってるのかよ?」と怪しい感じがしなくもない。