2010年に聴いた新譜を振り返る
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気がついたら、2010年も終わりに近づいておりそろそろ毎年恒例の(?)今年聴いた新譜を振り返っておこうと思います。で、とりあえず、当ブログを「新譜」というキーワードで検索して引っ張ってきたのが以上の28エントリ。複数のアルバムについて書いているものがあるため、今年は29枚の新譜を購入していたらしいです。昨年末ぐらいに近所にブックオフがあるところに引っ越してからは、500円以下の中古CDばかり買っていた気がするんですが、結構新譜も買っていた。こうして眺めてみると、大友良英関連のアルバムが5枚も並んでおり(たぶんリリースはもっと出ているハズ……)、働きモノっぷりに驚愕したりもする。
MONO=POLI (モノ=ポリ)posted with amazlet at 10.12.11
個人的な今年のベスト・アルバムをあげるとするなら、松平敬の一人多重録音無伴奏合唱曲アルバム『MONO=POLI』を挙げたい。購入してから私のiPod Nano(古い4GBモデル)にずっと入りっぱなしになっていて(iPadのメモリーが、個人的なアルバム・チャート化している。好きなアルバムはメモリーに入りっぱなし=チャート・インし続けている)かなり繰り返して聴いていた。この後に、山下達郎の『On The Street Corner』を聴いて、なるほど一人多重録音の調和感の原点はココか、と思いもしたのだが、古典から現代音楽までをものすごくキャッチーに響かせることに成功した名盤だと思われた。
クラシックだと他にリッカルド・シャイー指揮によるバッハの《マタイ受難曲》をよく聴いた。2枚組、3時間近い演奏時間なので、普段聴くには会社へいく時+昼休み+会社から家までの間の時間を使わないと一日で聴き終わらないと言う難点がありましたが、なんか癒しなどという安易な言葉を超越した、ものすごい力がこの作品にはあると思います。歌詞が聞き取れないし、聖書もよくしらないし、話の筋も実はよくわかっていないのだけれども、それでもなお、ガッツリと心を持っていかれてしまう。これもひとつの擬似的な宗教体験、と言いましょうか。ヴェネツィアのサン・ロッコ大信徒会でみたティントレットの天井画にもそういうすごさを感じました。
BOOK FROM HELLposted with amazlet at 10.12.11
クラシック以外ではザイ・クーニン+大友良英+ディクソン・ディー『Book From Hell』もすごく印象に残っている。これは1時間超のリニアな即興演奏なので、何度も繰り返し聴けたわけじゃない。けれども、1時間ぐらい集中して音楽が聴ける時間を見つけたときには、すぐ「あ、このアルバムを聴いておこう」という気持ちになった。深度が深い音楽、というか。なんかこの空気に吸い込まれていくような、そういう音楽だと思う。
Contra (Ocrd)posted with amazlet at 10.12.11Vampire Weekend
XL (2010-01-12)
売り上げランキング: 6482
普通のポップスだとヴァンパイア・ウィークエンドのアルバムが良かったです。来年も良い新譜に出会えると良いなあ。
- 関連エントリ
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http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20091219/p2