The Black Crowes『Warpaint』
「ブラック・クロウズ?昔、ジミー・ペイジと一緒にツアーやってたダサめのハードロック・バンドでしょ?」となめていたんですが、3月に出た新譜を聴かされてぶっ飛びました。すげぇ、良い!マーズ・ヴォルタ(とザゼンボーイズ)が「ニューウェーヴ化したZEP」なら、ブラック・クロウズの新譜は「ZEP化したザ・バンド」みたいな極太ハード・ブルース・ロックに仕上がっています。
1曲目「Goodbye Daughters of the Revolution」。
3曲目「Oh Josephine」。バリ渋。
7曲目「Movin' On Down The Line」。この前HMV行ったら視聴機にバウハウスの新譜とジーズ・ニュー・ピューリタンズの新譜とジョイ・ディヴィジョンのベスト盤が入っていて「今、西暦何年よ?」と思ってしまいましたが、ブラック・クロウズの音にも「今、何世紀よ?」という時代錯誤感を感じてしまいます。でも、こっちのほうが私には断然好ましい。これからは、右手にウィルコ、左手でブラック・クロウズを持ってアメリ感溢れるロックを愛していきたいと思った次第です。
The Black Crowes(MySpace)