CONNECT '07@両国国技館
両国国技館史上において、初のオールナイトクラブイベントとなったCONNECT '07に行ってきた。私は結構熱い部類に属することを自認する相撲ファンなのだが、いまだこの聖地に足を踏み入れたことがなかったため、期待しながら行った*1のであるが、問題点を多々感じるイベントだった。
まず、出演アーティストがやたら豪華(DJ KRUSH、BOOM BOOM SATELLITES、GILDAS & MASAYA、大沢伸一、石野卓球……etc)、かつチケットが格安(3000円)だったせいか、明らかに会場のキャパをオーバー。さらに運営側も国技館の使用が初めてだったせいか、段取りが悪い。以上のような要因によって、かなり会場は混沌とした状態となっていた。元からあんまり客層が良い感じではなかったのだが(全体的に年齢層が若めで、クラブ慣れしてない印象)、メインのフロアとなるアリーナはそういった感じの悪い客(っていうかロックノリのウザさ……)が一杯で常に入場規制。頑張ってアリーナにおりてもビールかけてくるヤツはいるは、女の子はピョンピョン飛び跳ねてて顔に当たりそうだは……でとても音楽を楽しめる状況ではなかった。
それにしてもピョンピョン飛び跳ねてる女の子ってなんなんでしょうね?いろんな楽しみ方/踊り方があって良いと思うけど、多動症みたいにピョンピョンしてるコって傍から見ててすごくダサい感じしませんか?あと手拍子とか、オイ!オイ!って掛け声とかさぁ……なんか日本の音楽イベントってよっぽど洗練されてないと盆踊りとあんまり変わんないよね……。
閑話休題。映像は午前2時ぐらい。もはや廊下以外の行き場を失った難民たちが溢れる両国国技館の模様。撮影があんまり上手くないので詳細が全くお伝えできないが、結構雰囲気がヤバい感じぐらいは伝わるだろうか。細かく説明すると、ゴミ/ゲロだらけで、いたるところに喫煙者の姿(会場内全面禁煙)が見受けられ、セキュリティの黒人もほとんどお手上げ状態。「来年は、この会場使えないな……」という予感しかしない。一番笑ったのは、女子トイレが並びすぎて男子トイレにも女子が並んでるところに、ナンパをしにいく酔っ払いがいたことか。とにかく、相撲の聖地が汚されてるのを目にするのはあまり気分が良いものではない。
なんだかネガティヴなことばかり書いているけれど、クラブ仕様に改造された国技館の演出自体はかなり最高だった。アリーナの天井を取り囲むようにして設置された提灯は特に驚き。そういうところが良かったぶん、残念な点が余計に目に付いてしまったように思う。運営の問題もあるかもしれないけれど、客のマナーが悪すぎる。もう、ホント群集化した一般人ってヤクザよりたち悪い。全員ビール瓶で殴られれば良い。
あと終始テンションが下がりっぱなしだったけど、GILDAS & MASAYAがデヴィッド・ボウイの「Let's Dance」で始まりその瞬間ものすごいテンションあがりました。3000円払って15分ぐらい楽しめたから良いかなぁ……「大きなイベントになると楽しさの基準値がものすごくあがる気がする(普通の楽しさじゃ楽しくない)」って友達が言ってたのが印象的。
*1:ちゃんこダイニング「安美」でたらふく飯を食った後に。4000円コースで「これ、かわいがりじゃねーの?」と言いたくなる量の飯が出てくる