sekibang 1.0

2012年1月3日まで利用していたはてなダイアリーの過去記事です。

時間が消失する涅槃サウンド


 渚音楽祭2日目。今日は「NUMB x SAIDRUM x 吉見征樹 x 井上憲司」を観る。2人のラップトップ(上に挙げた動画参照のこと)にタブラとシタールというすごい組み合わせのライヴアクトだったのだけれども、音が気持ち良すぎたせいで1時間ほどの時間を消し飛ばされたような感覚を味わう――キング・クリムゾンスタンド能力かと思うほど、鮮やかに意識が飛んで行ってしまったのである。音に違法薬物が練りこんであるんじゃないか、タブラとシタールって。
 あと誰だか知らないけど、ディジュリドゥをブンブン言わせてるバンドがあって、私はそこで初めてこのアボリジニによって製作された原始的な管楽器の音を聴いたんだけれども「こんな楽器、ヤバすぎるから門外不出とかにしておけよ!」と言いたくなったよ。自然にトランス状態まで意識を持っていく、恐ろしい重低音。脳が揺れる。
 昨日と客層ががらりと変わって(っていうかギャル/ギャル男が3倍ぐらいになった)、ギャル男の格好を見ながらゲラゲラ笑っているうちにスティーヴ・ヒレッジが終わっちゃったんだけども、楽しいイベントでした。