sekibang 1.0

2012年1月3日まで利用していたはてなダイアリーの過去記事です。

ベシバギ、ドガ

 リチャード・D・ジェイムスの「AFX」名義での活動、アナログ11枚連続リリース「Analord」プロジェクトから10曲セレクトし、リミックスを加えた編集盤を聴く。Analordシリーズはほとんど、アナログ盤からMP3にした海賊音源で聴いていて、なんか音が軽く「変態臭いけど、なんか微妙だなぁ」と感じたけれど、この編集盤で聴いたらむちゃくちゃ音が図太くてカッコ良かった(そのアルバムが良いか悪いかって判断するものに、音圧だとかってなかなか重要なものなのである)。むしろ「頭悪そう…」なぐらい太い低音がベシバギと鳴っていて、非常にファンキーである。


 電子音にはすっかり食傷気味だったのだが、これは聴けた。結局、粗野なベシバギ音が脳を揺らす感じさえあれば、なんだって聴けるのである。逆に神経質な音は憂鬱になりそうでダメだ。