ジャン=リュック・ゴダール監督作品 『勝手にしやがれ』
勝手にしやがれ [DVD]posted with amazlet at 11.08.27
なんとなく映画の気分になって旧作をいろいろと借りる祭その3。初ゴダールがゴダール初の長編作品。学生時代からの友人に熱心に映画を観ているのがいて「ゴダールはアレだ……」と脅されてきたのだが、ちゃんと面白く観れたので良かった。59年の作品だから当時、ゴダールは29歳、主演のジャン=ポール・ベルモンドは26歳(大体、今の私と同じ年代なのですね)。エネルギーに溢れた作品であるなあ、というのが率直な感想で、劇中での主人公の年齢はわからないけれども、あー、こういう力の使い方もありなのかー、とか思ったりした。いや、ないか……今の年であんな感じだったらかなり恥ずかしいな……。というわけで、出会った時が悪かった(?)と思うのだけれども、これは観る時期によっては若さという病気を拗らせる魔力を持ち得るであろう映画なんでしょうねえ、最後のセリフで寺山修司のエッセイに『勝手にしやがれ』が登場していたことを思い出しました。