『聖戦士ダンバイン』を観終えました
聖戦士ダンバイン DVDメモリアルボックス(2)posted with amazlet at 09.04.29
ダークサイド富野の作品である『聖戦士ダンバイン』を観終える。全49話。約24時間ぐらい……長かった……。「アニオタの人ってこういうことずっとやっているんでしょ?偉いなぁ……」と思わざるを得ないのであるが、こうして我慢して観た割りに大して得るものがなく(ほとんど意地で見通したに近い)、とても虚無感を煽られた。このような意味でもアニオタの人は偉いなぁ……と思うわけである。24時間あったなら、12本は映画を観れるだろうし、そのほうが楽しい気持ちになれる気がする。
しかし、このような虚無感を煽られたのも、一重に作品がそのようなものであるからだ、と言えなくも無い。「主要登場人物が全員死亡」というストーリーは知っていても、期待していた死に方はまったくもって用意されておらず、最終話で次々に、ほとんど見せ場もなく淡々と登場人物が死んでいく様は『機動戦士ガンダム』で壮絶に死んでいったスレッガー中尉や、ランバ・ラル、あるいはドズル・ザビの死に様とは真逆のように思った。
今後、こうしてアニメを観ることはないだろうな(観ても仕方ない……)という感じがビンビンにしたので、良い勉強になった、と思うことにする。