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2012年1月3日まで利用していたはてなダイアリーの過去記事です。

アドルノ『楽興の時』全解説(目次)

楽興の時
楽興の時
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T.W. アドルノ
白水社
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 2009年。今年は、テオドール・アドルノ死後40年という記念年(大してキリの良い数字ではないけど)ということもあり、今年も元旦からアドルノ関連エントリでアクセル全開感を出していきたい。というわけで、一大企画「『楽興の時』全解説」である――この企画は、文字通り、アドルノが書いた音楽評論を一冊にまとめた作品である『楽興の時』について、解説を加えてみる、という試みになる。


 「なぜ今『楽興の時』なのか?」。それは「昨年、この本を読み直そうとしたら我が家の本棚にないことが判明し、ついに買いなおしたんだけど、ただ買いなおしたのでは勿体無いから再読したら、面白かった」というただそれだけの理由しかない。が、再読したらますますこの作品こそ、アドルノの最重要作品のひとつなのではないかと思った(入門にも良さそうだし)。


 しかし、この本が絶賛絶版中なのは非常に残念。新訳/重版のニュースが飛び込んでこないかなぁ、と期待している。ちなみに今回、種本として使用しているテキストは1979年に出版された白水叢書版のもの(前にもっていたものは、1969年版だった)。


 今年は私も24歳(年男)なので本腰をいれて自分のやるべきことをやっていこうという所存である。16本の評論すべてに解説を加える作業は、骨が折れそうだけれども、全力で書くつもりなので乞うご期待。


 以下は、目次となる(随時、追記予定)。

  • 目次

http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20090101/p2
http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20090104/p1
http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20091026/p2