sekibang 1.0

2012年1月3日まで利用していたはてなダイアリーの過去記事です。

MUXTAPE(誰が喜ぶんだ編)と解説

「石版!」MUXTAPE(誰が喜ぶんだ編)
 MUXTAPEというかなりの勢いでブラックなサービスが流行っている、というので私も早速作ってみました。せっかくなので、誰もアップしてなさそなものや、なんだかよく分からない音源を厳選し、アップロード。インターネット環境が多様なものとなるようにエントロピー増大へと参画するのもこういったサービスの正しい使用法かと思われます。
 さすがにわけわかんない音源が多すぎるので、一応解説をいれておきます。

 厳選してたら12曲もアップできなかったため、間に合わせで入れました。心のベスト10第1位なフリー・ジャズ

  • FUTURE「KOKUBUNCHOU」

 仙台で活動中のノイズファンクバンド、-W-(ワイキキチャンピオンズ)のヴォーカル、FUTUREのソロ名義でのデモ音源。「国分町(仙台の繁華街)で喧嘩する黒服連中のマネ」+「SUICIDEみたいなシンセ」がキレまくっている。

  • MAGMA「The Last Seven Minutes」

 フランスのプログレバンド、MAGMAのブート盤より(1979年のライヴ)。ソウルフルなコバイア語が、手数の多いドラムと絡みあう様が壮絶。

 変態ドラマー、マニ・ノイマーとなんとかっていうドラマーのデュオ・ライヴ盤より。すごくインチキなガムラン

 よくわからない北欧のフリー・ジャズ

  • Mustafa Ozkent「Karadir Kara」

 トルコかどこかのギタリストの音源。この曲を収録している「Genclik Ile Elele」というアルバムは、ファンクでモンドな名盤として有名らしい。脱力感が最高。

  • Karpat Mobius「Halaltanc / Europa vajudasa」

 これもよくわかんないけど、東欧のトラディッショナルな舞踏音楽を、パーカッションとエレキギターのデュオで再現する……という謎のユニット。ギターの旋律はメタルっぽくもあるのだけれど、音色がコーラスかけまくってる感じなので80年代のロバート・フリップっぽくもある。

 全編、みなぎる感じでノイズ。

  • Pekka Pohjola「Blues For Verneri」

 フィンランドのミュージシャンのテレビ番組用サントラ集より。よくわかんないけど、この曲でギターを弾いているピーター・レルヒェという人はフィンランドではとても有名な人らしい。

  • Christopher Tree「曲目不明(トラック番号を便宜的につけました)」

 今回のラインナップで最も詳細がわからない音源。iTunesにインポートしても情報が出てこないし、検索かけてもよくわからん。とりあえず、変な笛の音が鳴って、金属系のパーカッションによるドローンがひたすら続きます。

  • Biglietto Per L'Inferno「Confessione」

 イタリアのB級ハードロックバンド。これは、ダサくて最高。ものすごく大げさな展開、音を左右に振ることで無理やりにサイケ感を演出しているところが泣ける。

  • Peter Sellers「A Hard Day's Night」

 イギリスの怪優がビートルズの曲を朗読。これ、発売当時結構売れたらしい。