ピエール=ロラン・エマール来日公演曲目決定!
バッハ:フーガの技法posted with amazlet at 08.04.21エマール(ピエール=ロラン)
ユニバーサル ミュージック クラシック (2008-01-23)
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家に帰ってメールボックスをあけてみたら梶本音楽事務所からメールが届いていました。今年の夏に来日するフランス人ピアニスト、ピエール=ロラン・エマールの公演プログラムが決定したそうです。以下にメールを引用。
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV 1080から
コントラプンクトゥスI/3度の対位における10度のカノン
カーター:2つのダイヴァージョン
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV 1080から
5度の対位における12度のカノン
反進行における拡大カノン
メシアン:「8つの前奏曲」から
第2曲 悲しい風景の中の恍惚の歌
第5曲 夢の中の触れ得ない音
第8曲 風の中の反射光
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV 1080から
コントラプンクトゥスX/コントラプンクトゥスXII.1
コントラプンクトゥスXI/コントラプンクトゥスXII.2
コントラプンクトゥスIX(12度における)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110
これは……ものすごい充実っぷりです。本当に一晩で受け止めきれるか不安になるぐらい濃いプログラム。先日発売されたバッハの《フーガの技法》はもちろん演奏されますが、他にベートーヴェンの晩年のピアノ・ソナタを持ってくるあたり、さすがという感じがします(晩年のベートーヴェンは《フーガの技法》のスコアを死ぬほど読み返していたらしい。そのつながりでしょうか?)。
それからエリオット・カーター(アメリカの作曲家)とオリヴィエ・メシアンという今年生誕100年を迎えた作曲家の作品も名前があがっています。もうなんか、聴く前にお腹いっぱい!
ちなみにエリオット・カーターはまだご存命。カーターとレヴィ=ストロース(彼もまだ生きてる)とメシアンとカラヤンとルロイ・アンダーソンと朝比奈隆が同い年っていうのがすごいなぁ。
こちらはニューヨーク・フィルハーモニックの公式Youtubeアカウントがアップしているエマールのインタビュー映像。