sekibang 1.0

2012年1月3日まで利用していたはてなダイアリーの過去記事です。

最近読んだ何冊かのマンガについて

バオー来訪者 (集英社文庫―コミック版)
荒木 飛呂彦
集英社
売り上げランキング: 5657

まんが道 (1)
まんが道 (1)
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藤子 不二雄A
中央公論新社
売り上げランキング: 32604

 資格試験が明日に迫っているにも関わらず、現実逃避にマンガを読みふけっていました。会社勤めをはじめてから連載マンガをほとんどチェックしなくなったけれど『スティール・ボール・ラン』だけはコミックスを買っています。でも、どのタイミングで出るかわからないので今度から会社の本屋で定期購読することにした。相変わらず面白いけれど、月刊ペースになってからなんか前よりスムーズに敵がやられちゃって「ええ……どうすんのこれ……」みたいな緊迫感が薄くなってしまった感じがする。あと、頭オカシイ感じの敵がでてこないのは寂しい!(ギアッチョみたいな)
 『バオー来訪者』と『まんが道』(第一巻)は今日の昼間に近所のヴィレバンで買いました。「読んだことないマンガが読みたいなぁ」と思うんだけど、大抵古典に走ってしまう。当たり前のように面白い。ミスドでカフェオレを飲みつつ、読む。読み終えて店を出たら雨が降ってて、走って帰った。
 バオーの敵が着ているジャンパーに「スカーフェイス」と書かれているのは、ブライアン・デ・パルマへのオマージュか。あと、橋沢育朗(主人公)は小栗旬みたいな造詣。「必殺技は技名を叫びながら繰り出す」という少年マンガっぽさを踏襲してるんだけど、動いてるものの見せ方がすごいなぁ、20年以上前から荒木飛呂彦のスタイルは確立されてるんだなぁ、って読んでいて思った。「蹴り飛ばされた人がカードを手放す」→「空中に浮かんでるカードが描いてあるコマ」→「蹴り飛ばした人がカードをナイスキャッチ!」みたいな一連の繋ぎかただけみても、才気煥発ってかんじである。
 『まんが道』はスポ根っぽいなぁ。