ソフト・マシーンのジャズ・ロック
ソフト・マシーン、1970年フランスでの映像。当時バンドの主導権はマイク・ラトリッジ*1やヒュー・ホッパー*2へと移っており、バンドの音楽性が硬派なジャズ・ロック路線へと突き進んでいたころのライヴ。ベースラインが「Footprints」そっくりですが、ドス黒いファンクに流れる前のマイルス・デイヴィスを髣髴とさせます。「In A Silent Way」みたいな。とにかくカッコ良い。
こちらはこの頃のスタジオ・レコーディングの模様を収めた映像(4枚目のアルバムを製作中)。ロバート・ワイアット脱退直前のすげぇドラミングが聴きもの。
その3年後。既にオリジナル・メンバーはマイク・ラトリッジのみになった頃のライヴ。音楽がものすごく整理されて、すこぶるキャッチーになっている。岸野雄一がオルガンをバカ弾きしているみたいで面白い映像。途中でリコーダーを吹いているのがカール・ジェンキンスで、今はNHKのドキュメンタリー番組の音楽などを作曲している人(たまにテレビを観てるとクレジットに名前があがっててビックリする)。
再び1970年。轟音ノイズからリフの合奏へと流れていく「Facelift」(3枚目に収録)。このもやもやした流れが、サイケとジャズ・ロックの過渡期っぽくてすごく良い。
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