『新音楽の哲学』の新訳
http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/exec/browse.cgi?code=702067
アドルノがシェーンベルクとストラヴィンスキーという2人の「20世紀を代表する作曲家」を論じた作品が龍村あや子の新訳で近々刊行される予定。旧訳はずっと以前に絶版となっていたのでこれは喜ばしいニュース。ルーマンの『社会の芸術 (叢書・ウニベルシタス)』では、思いっきりぶった切られてる本ですが、そこには2人の歴史観の相違が見られるように思います。
大絶賛絶版中の『音楽社会学序説』、『楽興の時』を除けばこれでアドルノの主な音楽論については「大きな本屋に行けば手に入れられるレベル」で出揃うことになりました(たぶん)。あとは『美の理論』さえ再発されれば……。