BATTLES『Mirrored』
(アンテナに登録しているダイアリで続々とレビューがあがっているので、ワスも便乗して書くよ)
日本盤が先行発売になっていたため、どうでも良いライナーノーツを買わされた気分だったっす。なんで仕方なく読んでみたんだけど「ポストモダンロックぅ…?」とか思いつつも、「80年代クリムゾンを彷彿とさせ…」なんてくだりには結構納得してしまったっす。直接的な影響関係をさぐることは不毛だと思うけど、ワスはこのアルバムを「00年代ダンスフロアにチューニングされた80年代クリムゾン」という受け取り方をしているっす。また改めてロバート・フリップ御大の偉大さって言うんですかぁ?そういうのを実感しちゃいますよ!(時代の先を読みすぎ!!)あと「ポストロックとか言ってるけど、所詮“歌のないニューウェーヴ”じゃんねぇ…」とか思ったっす。もうなんか“ニューウェーヴ2.0”とか“プログレ2.0”で良いじゃんねぇ…。
id:Dirk_Digglerとか言う人が「向井秀徳先生が地団駄を踏む姿が目に浮かぶよう」とか言ってたけど、アルバム全体を聴いてみると「俺ら(ZAZEN BOYS)のほうがキワモノ。だから俺の勝ち!」とか思ってそうだと思ったよ。カッコ良いことにはカッコ良いんだけどさぁ…(あと一瞬、THE MUSICみたいなところがあるよね)。
ワスはHMVでこのアルバムを買ったんだけど、レジに持ってくとき前にいた男の人も同じアルバムを持って並んでて、その人がなんか絵に描いたような「オシャレ男子」だったんだよね。ワスは全然ファッション誌なんか読まないけど、その人はほんとにメンズノンノとかスマートとか読んでそうなヤツでさぁ……。そこで思ったんだけど、このアルバムにもそういう男性ファッション誌的なオシャレ感というか、カッコ良さが流れているような気がしたよ。
でも、ジョン・ステイナーのドラムは良かった!チークが濃い目で、可愛いワンピース着てる女の子を連れて代官山とかで買い物してそうなカッコ良い男子感をぶち壊すみたいに、ガツガツと叩いててねぇ…。そこにハードコア/メタルの男くささを感じたっす。ワスは結構メタルとかも好きなんだけど、だからこそ「BATTLESが好きで、PANTERAが聴けないなら嘘つきだ!」って言いたいね!PANTERAのギタリストだったダイムバック・ダレルという人はライヴ中に撃たれて死んでるんだけど、むしろこっちのほうが“BATTLES”じゃんなぁ!