ちなみにファゴットってこんな感じです
他では見られない感じで私の楽器を撮影してみました。大体、軽自動車一台を新車で買えるぐらいのお値段(このぐらいの価格がアマチュアのファゴット奏者の使う楽器では一般的)。クラリネットなら音大生が使うようなクラスのものを2本買えてしまうわけで(A管とB♭管を揃えられる)、このあたりの敷居の高さもファゴット奏者人口の少なさに関係していると思います。団体で楽器を所有しているところが少ないし、学校で購入するのも難しい。メンテナンスなどの維持費もかかるし。
もちろん安い楽器はそれなりにあるんだけど、中音のDの音程が異常に高かったりして吹きづらかったりする。あと演奏するために必要なリードが東京などの都市部でないと自分で選んで購入できないなどの問題があります。これは非常に重要な問題。専門の楽器店が新宿と渋谷に二店存在してる東京がもっともファゴットを演奏するには適した土地であると言えましょう。良いリードで吹けば、上達も早い。関西の学生オーケストラの演奏などを聴くと「あー、ファゴットが穴だ……」というオケが多い気がするのはそのせいかな、と思ったりする。あ、でも東京でもファゴットがヘッタクソなオケは多いのであんまり関係ないかもしんない。
ちなみにこれを製作したのはドイツのシュライバーというメーカー。キーを守るための金属部品が他のメーカーと違ってカッコ良いのがチャームポイント。