sekibang 1.0

2012年1月3日まで利用していたはてなダイアリーの過去記事です。

なめだるま化する男は排除されている?

 はじめに。このエントリはhttp://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20070207/p1の続きとなるものです。
 以下に引用するのはmixiでメッセージを送ってくださった某氏こと、犬さんからのコメント。このコメントに対する返信という形で議論を進めます。

exodusさんには,僕が少し勉強した後で,満を持してお聞きしようと思っていました・・・.といいますか,mkさんも含めて,お忙しいところ,こんな話題にお付き合いいただき恐縮です.
mkさんの議論は,僕が予定したものとはかなり違いました.まず,事実確認として,exodusさんも否定していると思うけれど.「チンコ小さすぎて笑った」なんていうブログ上のエントリーを僕は見たことないよ(笑).そういう話を問題としたいわけではない.そして「なめだるま化して話せる相手」がいるかいないかというのは,あまり本質的ではない気がする.それは男女も同じだと思うから.むしろ,やはり重要なのは(というより,少なくとも当初の私の意図としては)なぜ男は「何も考えず」にブログに書けないのか,書かないのかということです.「何も考えず」に書くことを躓かせているのは何か,ということです.

 満を持して首謀者(?)登場と言う感じですね。どうもです(ちなみに私は最近全く忙しくありません)。そして確かに「チンコ小さすぎて笑った」というエントリーを私も読んだことがありません。私の「議論」を読み直してみて、あまりに稚拙すぎ赤面しました。と、自分を戒めてから犬さんに対して返信を行います。

 私が思うのはやはり(追記エントリにも似たようなことを書いたけれども)「本当に男は何か考えずしてセックスについて書けないのか」ということです――換言するなら「女性はセックスについて『何も考えず』に書ける」というのも単なる印象に過ぎないのではないでしょうか、ということです。「『何も考えず』に男がセックスについて書いているブログも実際にはあるんじゃないか」と私は思うのです。この点については実際に調べてみないと分からないところなので「そういった疑問を私は抱いている」という意見を提示したに過ぎません。
 ここで前回のエントリについて「男はセックスについてメタ化、あるいはネタ化を行わなければブログに書くことができない。そして『何も考えずに』セックスをブログで語る男はいない」という仮定に基づいたものであると思っていただきたく思います。そしてこのエントリでは「議論を始める根本的な立ち位置が私と犬さんでは異なっている」ということも意識していただきたい。
 犬さんとは違う立ち位置に立つ私は、一つ言わせていただきたいのは、セックスについて「何も考えずに」書いている男がいるのかもしれないのに、犬さんにはいないような印象を与える「何か」が存在するのではないか?ということです。もう少し言ってしまうと、セックスについて書いている男の存在を排除するような「何か」が存在するのではないか?ブログにおけるセックスに関するエントリの「セクシュアリティの非対称性」について、私としては、書き手の問題というよりも読み手の方に問題があるように思われるのです。
 これは反論ではありませんし、もしかしたら返信にすらなっていないかもしれません。たぶん、今回も「予定していたものとは異なる」メッセージになっているかと思いますが、私はこのように考えている、とだけ伝えておきたかったため書いておくことにしました。