晴れの日の気分の音楽だ
最近繰り返し聴いているのはfishing with johnという日本人のアーティスト。岡村詩野が絶賛していて気持ち悪いぐらいなのですが、とても気持ちの良い音楽です。何本も重ねられたアコースティック・ギターとピアニカとリコーダー、それから街の音や子どもがはしゃぐ声などの環境音による「歌のないギター・ポップ」。↑にあげているのはセカンド・アルバム*1。ファーストのジャケットは青空の下、公園でピクニック・セットを広げている写真なのだけれど、アルバムの感じを見事に表していると思います。すごい解放感があって、宅録アーティストらしからぬところです(宅録の人にはなんか内省的でナイーヴすぎるイメージあるから)。
ちなみに、ご本人ははてなダイアラーでもあります*2。文章の柔らかさと音楽の柔からさがここまで通じ合っている人はなかなか珍しい。こういう音楽を聴くといつも私は『ストレンジ・デイズ』という雑誌で連載されている渚十吾の「バナナ・エンサイクロペディア」を思い出す……。思えば、これを聴いたから去って行った恋人がくれたギターを再び手にとり、また宅録作業をはじめてみたんだっけ……。嘘だけど。
こういうものを聴いて日々、勉強に打ち込んでいます、という報告。良いよ、本当に(右隅にある画像はあざけり先生が書いた似顔絵です)。