sekibang 1.0

2012年1月3日まで利用していたはてなダイアリーの過去記事です。

ジョン・カサヴェテス監督作品 『グロリア』

なんとなく映画の気分になって旧作をいろいろと借りる祭その4。ギャングに見せしめで虐殺された家族の生き残りの少年と中年のおばさん(ジーナ・ローランズ)がニューヨークを逃げまどいながら、情を深めあっていく……と、あ、『レオン』の元ネタってこれかい、というような作品なのだが、腰が抜けるほど面白かったです。冒頭では、ジーナ・ローランズがどういう人間なのかわからない。派手な服を着ているので高級娼婦かなにかか? と勘ぐらせるんですけれど、途中でドーンとよくわからんがスゴい女性だ、ということが判明。えー、なにそれ、カッコ良すぎでしょ、と大変驚きました。ビル・コンティ(『ロッキー』の曲も書いてる人)によるメイン・テーマのスコアも「ジャズ + モリコーネ」みたい。例によって子役は、懐かないし、クソ生意気なガキ、という設定なので冒頭のヤバいシーンなどでは結構イライラさせられるんですが、ハラハラと画面を注視してしまうような煽りの演出が絶妙だからなんでしょうね。「バカ、お前なにやってるんだ!」みたいに画面と会話したくなる……。