M・ナイト・シャマラン監督作品『ヴィレッジ』
普通に怖くてビクビクしながら見てしまった……。でも終盤で森に棲む怪物の正体が明かされると全然怖くなくなるので、やっぱり「なんか得体の知れないものがある」っつーのはすげー怖いんだなぁ……という自分の心理構造を自覚したりもする。怖い映画が超絶的に苦手なんだけれども「怖い演出」みたいなものを目にすると、毎回「これはどうして怖いのだろうか」とか考えてしまう。「森」のなかのシーンなんか、人物の影になって見えない背景のなかになにかあるんじゃないか!? と思えてしまって、それだけで怖かった。早くカメラが動いて、その先にあるものを映してくれ〜、と懇願。
あとサントラで、暗いヴォーン=ウィリアムズみたいな曲が使われているのだが、ヴァイオリンの独奏がヒラリー・ハーンであることがスタッフロールの最初にでてきてびっくりした。