sekibang 1.0

2012年1月3日まで利用していたはてなダイアリーの過去記事です。

自作スピーカーのプロトタイプができました

 当ブログに「スピーカー自作」のカテゴリが存在していたことを覚えいらっしゃる方はもはやおられますまい。そう、そんなカテゴリがあったのでございます。自分でも忘れていましたが。しかし、スピーカーのパーツが届いてから約一年が経った本日、川崎のビックカメラで高級スピーカーの試聴をしていたときに、ふと思い出して「そうだ、この連休中に制作を進めてみよう!」と思い立った俺は早速ホームセンターに立ち寄って塩ビパイプを買ってきたのだった。


 作るのは塩ビパイプスピーカーってヤツだ。

  • ご参考

集まれ!塩ビ管スピーカー - スピーカービルダーのためのコミュニティ


 スピーカーユニットにターミナル(スピーカーとケーブルをつなげる金属端子のこと)をはんだづけしたり、塩ビパイプを切ってヤスリをかけたり、と格闘すること約2時間――10年ぶりぐらいにはんだごてを使って工作をしてちょっとやけどしたりしたのだが――スピーカーユニットは「ユニットが梱包されてきた段ボール」をエンクロージャー(スピーカーの音を共鳴させる箱のこと)として仮に使っている状態からスピーカーっぽい状態へと移行した。今はまだ1メートルの塩ビパイプを立てて、そのうえにユニットを乗っけているだけ……というプロトタイプすぎる状態だが、設置して鳴らしてみる。


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 アルミラックの横に立っている灰色の何かがスピーカー。これじゃスピーカーに全然見えないね……。スピーカーよりも部屋の汚さに目がいってしまいそうだ。色的にはG3ガンダムみたい。


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 この角度からなら、多少スピーカーっぽく見える。しかし、肝心なのは見た目よりも音。果たして小さな段ボールから1メートルの塩ビパイプにエンクロージャーを変えることで音はどう変わるのか……と思って鳴らしてみる。


 そしたらすげーのな、全然ちがう。超立派な音がする。びっくりしたよ……もう。この変化がもたらした興奮をを伝えたいのだが、ブログじゃ伝わらないのが悔しいですね。使っているユニットはFostexというメーカーのFE126Eという型。こいつは中音域からの音が異様に出るユニットなので、クラシックを聴くにはもうちょっとエンクロージャーを長くしたり、無駄な音を殺す工夫が必要みたいだ。でも、現状ですでにAORやフュージョンを聴くにはかなり良い感じの音になっている。