AGURA BOYZ JUSCO「For João Gilberto」
『On The Corner』みたいな感じの曲作れねぇかなぁ……と考えながら思いつきで音を重ねてったらなんかやたらと長くなった曲に、あざけり先生が「想像上のニック・ケイヴ」風ヴォーカルを重ねた新曲「For João Gilberto」。「彫りの深い長髪の歌はうまくないけど物語風の歌詞を書く男が歌っていると思ってくれ(それが私の中ではニック・ケイブ)」だそうです。
俺は子どもの頃から上手にやってきただろう ランニングするときにショートカットするのがうまかっただろう 自転車に乗れるのも早かった だから俺に任せときな 心配すんな
だから今夜もうまくいくよ
お前はいつも自分だけうまくいかない、疎外されて(isolated)いるって顔をしているだろう そんな風にすねたような態度や、わかったような口をきいて冷笑していても俺には分かる
それでうまくいったことなどないだろう?
俺がそろそろ今までのツケを払わなければならないって言っていたそうだな その事を教えてくれるヤツがいたよ それでどうとも思わないけれど、そんなチクるやつに友達の悪口を言わない方がいいよ
そいつにお前がどう思われていると思う?
反復して集まり、散らばりながら続く音の中に沈み込むような気持ちになって、本当にしたいことをしたらいい
本当にしたいことがなにか分からないんだろう?
イン・ジ・エア、空中の宮殿が目の前に現れ、それを仰ぎ見ながら心の底から驚き、喜び、どうしていいか分からないほどの多幸感に包まれているような時間についての話をしてやろうか
お前がどう思われていると思う?
お前がどう思われていると思う?
お前がどう思われていると思う?
曲のタイトルになっているのは、ボッサで有名な人でなく、あざけり先生の職場にいる前歯が2本ともないブラジル人です。彼にこの曲を捧げます。喜ばないと思うけど。
On the Cornerposted with amazlet on 07.10.06
編集のむちゃくちゃさだけなら負けないと思っている。