フリッツ・ラング『メトロポリス』/アート・ゾイド
メトロポリス 特別編 新訳版posted with amazlet on 07.09.29
ふらふらっとひやかしに入った楽器/CD屋で「ドイツ表現主義時代の名作」とか言われている映画が一律500円で売っているのを見かけて購入。アマゾンのレビューにも書かれていますが、BGMの選曲がものすごいなげやりです。冒頭からドビュッシーの弦楽四重奏曲が流れてずっこけそうになりました(しかも全楽章通して使用されている……しかも妙に演奏が良い)。
エレベーターで地下の作業場に送りこまれる労働者たちの暗い映像と、この優雅で感傷的な音楽が合うわけがない……。「DVDの製作者は、本当に何を考えていたのだろう……」と180度ほど首をかしげたくなります。ガチガチに構築された映像はすごくカッコいいのだけれども、アート・ゾイド(フランスのバンド。ムルナウ作品に音楽をつけたりしている)の力を借りたくなります。
って、探してみたらあったよ!!アート・ゾイドmeetsノスフェラトゥが!!!