sekibang 1.0

2012年1月3日まで利用していたはてなダイアリーの過去記事です。

キター!!

http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1372685
 発売されることを知り、詳細の発表を心待ちにしていたレオニード・コーガン10枚組ボックスの収録曲が発表された。私が4年間再発を心待ちにしていたキリル・コンドラシンとのショスタコーヴィチのコンチェルトが収録されている。実はこの演奏、この前コンドラシンショスタコーヴィチ交響曲全集再発の際にオマケでついていたのだが、コンドラシンの全集は既に持っていたため、すごく購入を迷っていたのである。やっとこれで手に入るぞ。ブリリアントレーベル最高。


 この他にも、グバイドゥーリナカンチェーリシュニトケより更に知名度が無いけれど、ポスト・ショスタコーヴィチ世代の作曲家として実力が高い(と聞いていた)エジソンデニーソフの作品も収録されているのが注目されるべきところ。あと珍しいのは、「ジダーノフ批判*1」を行ったことで有名なフレンニコフの作品も聴ける(この人、まだ生きているらしい)。


 コーガンの録音はパガニーニカプリースぐらいしか手に入らず、可哀想なぐらい廃盤ばっかりだったのでこれは嬉しすぎる。泣ける。ダヴィッド・オイストラフのボックスセットは既発。今度、コーガンということは、次はオレグ・カガンの10枚組を期待します。それさえあれば、聴いておきたい旧ソ連の名ヴァイオリン奏者はコンプリートされると思う。

*1:ショスタコーヴィチの作品はインテリ臭いからダメだ!と批判し、ショスタコーヴィチ公職追放された事件